アナモフィックレンズの基礎

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アナモフィックレンズは何故VFXに向かないか

アナモフィックレンズの基礎 でアナモフィックの特徴について述べたが、では何故アナモフィックレンズはVFXに向かないのか考えていきましょう。

結論から言うと、基本的にはアナモフィックレンズの味として良いとされるポイントがことごとくVFXでの作業工程で高コストとなるということになります。

よく2倍コストがかかるなどと言われますが実際にはそれ以上の作業コストが発生しやすいです。

特に影響を受けるのが、コンポジット、トラッキング作業です。

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VFXパートのみ球面レンズで撮影することでVFXコストは押さえられる。特にクロマキー撮影などで背景が丸々CGになる場合はポスト処理でルックを模倣する方がコスト面、品質面でも良い場合が多いです。

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とは言っても多くの作品で使われているのも事実です。では何が問題でどういう事を考える必要があるのか見ていきましょう。

スクイーズにより生じる問題