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アナモフィックレンズは何故VFXに向かないか で、基本的にディストーション補正を適切に行うことは難しいと言いました。しかしながら、撮影したグリッドチャートを使い補正を行わないといけないことが多いのが現状です。
上記記事で書いている通り、アナモフィックレンズはフォーカス距離に伴うブリージングによるスクイーズ変化があり、グリッド撮影は実際の撮影よりフォーカスが手前に来やすいため実際のメインプレートとグリッドの補正が一致しない場合がある点に注意が必要です。
今回使用した、アナモフィックレンズの撮影グリッドを再現したサンプル画像
[SynthEyes](https://cgslab.notion.site/SynthEyes-fff7e928783581e1b439dbe2697053f3) 、[PFTrack](https://cgslab.notion.site/PFTrack-fff7e928783581d9bb26f9e17fd73597) 、[3DEqualizer](https://cgslab.notion.site/3DEqualizer-fff7e9287835816684cbdee03d629cac) はアナモフィックレンズのディストーション補正に対応しており、特に3DEqualizerは細かい調整や補正にも対応している。
3DEqualizernの補正チュートリアル
コスト面で言うとSynthEyes、PFTrackなどの方が利用しやすい。
運用面、品質、コスパを考慮すると総合的には今回紹介しているMeshroomを使用した補正が推奨される。